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子育てコラム 〜子どもの接し方〜

コラム

2024.12.20

子育てをする中で、楽しく我が子を可愛いと思う瞬間が多い反面、悩みもつきものですね。

思うようにいかず、「接し方が難しい、わからない」と感じることもあるでしょう。そんな気持ちが芽生えるのは、真剣に子どもと向き合っている証拠です。

「接し方が難しい・・・」そう感じる時、それはいったいどんな時にそう感じるのでしょうか?

子育ての悩みの中でよく聞くのが、

・子どもの要望をどこまで受け入れたらいいかわからない、迷う。

・甘えを受け入れる度合いが難しい。間違えると甘やかしになってしまうのではないかと心配になる。

・育児情報が多すぎて何を信頼したら良いのかわからない。

・こうしてあげたい!と思っていても実際にはそうできなくて落ち込む。

・子どもの成長は早いので常に親がシフトチェンジすることが求められる時がある。なかなかそれについていけない。

我が子というだけで、ついなんでも理解しているような気持ちになりがちですが、親子間でもそれぞれの個性を持っています。

性格や価値観もバラバラなので、合う部分もあれば合わない部分も出てくるでしょう。

日々の様々な場面での「さじ加減」が難しく、「どう接するのが正解なのか」と迷ってしまうこともあるでしょう。

子育てにおける接し方のポイントをあげるとキリがありませんが、大切に思っていってほしいことをお伝えしたいと思います。

・子どもからの話題に乗る

コミュニケーションをたくさんしているつもりでも、実際は親が子どもに聞いてばかりということがあります。「今日どうだった?」「誰と遊んだの?」「楽しかった?」など・・・。

これらの会話は親先導のため、子どものノリが悪いことがあります。「どうして話してくれないんだろう?」と思ったら、子どもから発した言葉に応えているかを振り返ってみてください。

・1人の人間として見つめる

自我が芽生えてくると子ども騙しが効かなくなり、子ども自身も成長に応じて様々な表現をするようになります。

子どもとはいえ自分なりの考えや意見を持っています。

「我が子」というフィルターを外し1人の人間として見つめ、気持ちに耳を傾けてみてはどうでしょうか?幼さ故、自分の想いをまだうまく伝えられずイライラが溜まってしまい驚くような行動をとることもあるかもしれません。

ついついその場を収めるために丸め込んでしまいがちですが、少し時間を取り心の声を聞いてあげると良いでしょう。

・子ども扱いしすぎない

「子どもだから○○だろう」といった固定概念は持たない方が良いでしょう。

子どもには、親の元にいる時期だからこそ、安心して小さな挫折を経験して欲しいものです。家族という安全基地があれば困難に直面しても立ち直ることができます。

反対に思い切り甘えられる時間もあると良いですね。失敗したり甘えたり、心のバランスを整えられると自分の気持ちもコントロールしやすくなります。

年齢別 子どもへの接し方

0歳頃:応答的に関わろう!

生後間もない頃は自分で動けないため、何か要求がある時は親に来てもらわなければいけません。「ママパパに見てもらっている!」という実感を得られるように親が動くことが重要な時期です。

「自分は価値のある存在なんだ!」「ママパパは信頼できる!」というように社会で生きていく上での基礎的な感覚が備わってきます。

赤ちゃんが発するものに対し、どれだけ周囲が応答的反応をしているかが大切になってきます。

3歳頃まで:イヤイヤ期でもダメなものはダメ!

イヤイヤ期という言葉は広く知れ渡っているので「1〜3歳は大変!」と聞いたことがある方も多いでしょう。

自分の主張や欲求を強く出してくることが多いので大変と感じやすい年頃でもあります。

この時期の接し方でよく見られるのが「自我の成長なのだから受け止めてあげなくては!」と子どもの要求を受け入れすぎてしまうということです。

結果的に我慢すべきポイントで我慢をする機会がないまま成長すると、気持ちの抑制が苦手になってしまいかねません。

ダメなものはダメ!というのは、イヤイヤ期であっても必要です。

なんでも受け入れることが自我の成長にいいというわけではないので、メリハリを持って対応し少しでも我慢ができたらそこをしっかり褒めていってあげてください。

「優しいパパママへのとらわれ」

優しいママなら、

「子どもの思いを全て聞いてあげる」

「何から何まですべての時間を子どもにかける」

「いつも笑顔で接し、叱らない」

このような自分なりの理想の「優しいパパママ」があり、それを「接し方の信念」にしている人が多いように思います。

しかし、子どもの思いをすべて叶えてあげる育児だと、ある程度の年齢になった時に手に負えなくなってしまうことがあります。

子育てにおいて何が優しさなのか?を考えた時に長い目を持つことが必要になってくると思います。

我が子が将来困らないように伝えていくこと、これが本当の優しさではないでしょうか?

「今、目の前で要求してくることに応えることが優しさなのか?」

「今は、毅然とした態度で対応することが優しさなのか?」

目の前の我が子に今、自分が取ろうとしている対応が将来の我が子の役に立っているのであろうか?

そんなことを考える視点を持つことが大切だと思います。

子どもの接し方に悩む時こそ、焦らず子どもの気持ちの変化や成長度合いに気づいてあげたいですね。

ご質問や聞きたいことなどありましたら、スタッフにお声がけください。

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