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子育てコラム 〜動画を見せることはよくない事?〜

コラム

2025.05.20

親が忙しかったり手が離せない時に頼ることが多い動画ですが、その一方視聴時間が長くなってしまうことが気になってしまう方も多いのではないでしょうか?

乳幼児期のメディア利用については、「スマホ育児」といった言葉が生まれるほど否定的な見解が目立ちます。

「1日2時間までを目安にしましょう」なども聞きますが、この2時間という目安は1日のうち睡眠時間や食事、保育園に行く時間などを配分して「2時間程度」という時間が出てきているのであって必ずしも2時間を超えると体に悪影響を及ぼすということではありません。

乳幼児から身体を動かす時間や睡眠時間をしっかり確保することは、将来の身体的・精神的な健康に繋がります。

目安とされている2時間という中には、動画などを見てじっとして過ごす時間のことを指していて、画面を見ながら身体を動かすような時間は含まれていません。

乳幼児期は、自発的に何かを発見したり作ったりする経験や、親や周りの人とのコミュニケーションが、心や知性の発達に重要な働きをするともいわれています。スマホやタブレットを「1人使い」していると、そのような機会が減ってマイナスに影響するかもしれません。

子どもが動画を見ていて終わらせるにはどうしたらいいかお悩みの方もいらっしゃるかもしれません。

今見ていた動画に関連した何か楽しい遊びを提案するのはどうでしょうか?

電車が好きならその電車のオリジナルカードを作ってみたり、塗り絵をしてみたりなど・・・。

なかなかそんな簡単に終わらせることもできないかもしれませんね。

子どもに泣かれると「このまま動画を見せておこうかな?」と気持ちが折れてしまうかもしれませんが、どんなに泣いたり怒ったりしても、決まった時間におしまいにする。あっさり「おしまい」にすることが大切だと思います。

「残念だね」「また今度あるよ」などとたくさん声をかけてしまうと、切り替えようとしていた気持ちが「やっぱりまだ動画を見たい!」という気持ちに引き戻されてしまうことがあります。

泣いたり怒ったりとしているうちは、落ち着くまでそばで見守って子どもが落ち着いたタイミングを見計らって「次何する?」と声をかけてみてもいいかもしれませんね。

現代では、より多くの子どもたちが映像などのメディアを通じて多様な体験をすることができます。

このような機会を「映像=悪影響」という先入観で利用しないことは、親にとっても子どもにとってももったいないことです。

乳幼児向けの動画などを利用する際には、何を選んでどう使うか、ということが必要になってきます。

子どもたちにとって、楽しく夢のあるコンテンツが多くありますが、やはり、視力が悪くならないようにすることや、家族でコミュニケーションを取ることなど、大人がしっかり管理すべきことを知っておくことが大切ですね。

ご質問や聞きたいことなどありましたら、スタッフまでお声がけください。

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