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子育てコラム 〜噛まずに丸のみしていない?〜

コラム

2025.06.20

お子さんは、食事の時よく噛んで食べていますか?

噛まずにすぐ飲み込んでいませんか?

食べ物を丸のみする子は、口の中に入った瞬間にすぐに飲み込み、次のものを欲しがります。あまりにも早い子もいるので喉に詰まらせないか心配になることもありますね。

食べ物を丸のみしてしまうのはなぜでしょう?

お子さんの食べ方を観察してみてください。

・食材が柔らかすぎていませんか?

お子さんの成長に合わない硬さと大きさの食材を与えていると丸のみすることがあります。

離乳食中期の子に初期の小さすぎるものを与えると、食材が小さすぎて噛む必要がないと判断し、噛まずに丸のみしてしまいます。

逆に食材が大きすぎると、噛むことができずに口の中で食材を溜めたり、口から出したりします。

お子さんの発達に合わせて、食材の硬さや大きさを調整し与えることが大切です。

ベビーフードばかり与えると、食材が柔らかすぎて噛まずに飲み込むことが多くなり、結果としてあごが発達せず噛む力が育ちにくくなります。

柔らかい食材ばかりを食べさせると赤ちゃんの口がミルクを飲む、とがった形のままで食べ物を噛める形に成長しません。

市販品のベビーフードを使う時には自宅で作った、ある程度硬さを残した野菜を加えるなど、噛ませるようにする工夫が必要です。

・水分で流し込んでいませんか?

食べ物を口の中に入れたらすぐにお茶や水、味噌汁などの水分で流し込んでいませんか?

もしそんな姿が見られたら様子を見ながら水分を摂る量は調整してあげましょう。

・すぐに食べさせていませんか?

まだ口の中に入っているのにすぐに次のひとさじをすくってお子さんの口の前で待っていませんか?

きっとお子さんは慌てて口の中の食べ物を飲み込むでしょう。ゴックンと飲み込んだことを確かめてから次のひとさじを与えるようにしましょう。

1人で食べられる子も口の中にまだ食べ物が残っているのに次の一口を入れようとしたら「ゴックンしてからにしようね」と声をかけてあげてください。

・次々と食べたがっていませんか?

食欲旺盛な子は次々と食べたい気持ちがあり、食べ物が口に入ったかと思うとすぐに次のものを口に入れようとしたり、「早くちょうだい!」と訴えます。

そんな時は、「にんじんおいしいね」などと話しながら、意識的に食べる間隔をあけるようにします。

・上あごに食べ物をこすりつけていませんか?

食べさせる時に、スプーンを口の中に入れ、すくいあげるように食べ物を上あごにこすりつけていませんか?

このスプーンの使い方では、噛むことができずに丸のみの原因となってしまいます。

口の周りの発達状況や歯の発育によって、噛む力は個人差があります。

大人が子どもの食べ方を意識して、「モグモグ」「カミカミ」と口の動きを見せてあげながら一緒に食事をしていくことも大切です。

一人ひとりの成長に合わせて食材の大きさや硬さを考えながら作っていきましょう。


ご質問や聞きたいことなどありましたら、スタッフにお声かけください。

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