「子育て」とは?と聞かれてどう答えますか?
辞書を引いてみると「子どもを育てること。育児。」と書いてあります。
子育てをしながらよく思うことは、自分の子ども時代であり、我が親のことです。
子育てとは、もう一度自分の「子ども時代をやり直すこと」今一度「自分の子ども時代」と向き合いながら親の気持ちをなぞり、理解と感謝に辿り着き、親の気持ちを知ることも一つあるかもしれません。
子育てで大事なことは何でしょうか?
子どもが成長し、親から巣立っていく・・・。随分先のことだと思われるでしょうが、この幼少期に「生きる力の源」を育てて欲しいと思います。
それには「自己肯定感」を育てることが大切です。
自己肯定感とは「自分は、生きる価値がある」「誰かに必要とされている」と、自らの価値や存在意識を肯定できる感情のことを言います。
自分の良い所も悪い所も含めて自分の全てを肯定できる、前向きな感情とも言えます。
自己肯定感の高い人は、自分に自信があり何事にも挑戦していく強い心を持っています。また、心に余裕があり、人に優しく親切に接することができるので多くの人が周りに集まり、支えらえれて生きていくことが多い傾向にあります。
では、自己肯定感を育てるにはどうしたら良いのでしょうか?
それは親の愛情を伝えること以外にありません。
愛情は、ふれあいです。「好きだ」「可愛い」を伝えることです。子どもの話を頷いて聞くことです。指示・命令・小言で子どもの生活を埋め尽くさないことです。
できていないことではなく、できていることを見つけたいですね。
自己肯定感を育てるとは、毎日の関わりの結果なのです。
親が子どもに対する「指示・命令」は、子どものためにならず、子どもの自信を喪失させる原因になってしまう場合もあるのです。そして「親がイライラする」原因になる場合もあります。
できていないことではなく、できていることを見つけることは、本当に大事なことだと思います。
親は、自分の子どもの「他人よりできていないところ」に目が行きがちですが、「今の我が子」と「昨年の我が子」を比較してみたらどうでしょうか?前は、なぐりがきだったのに今は丸が描けるようになった!昨年は、よちよち歩きですぐに転んでいたのに今はスタスタと歩けるようになった!など・・・。
子どもを見つめて成長を喜んで、その喜びを子どもに伝える。すると子ども自身も自分の成長を喜びます。それが「自己肯定感」として子どもの自信につながっていくのだと思います。
そして親子間でも「ありがとう」を言い合いましょう。
「ありがとう」は、相手の存在価値を認める魔法の言葉です。
自己肯定感の低い子は、「どうせ自分なんて」と思う傾向にあります。
お手伝いなど少しでも子供が良いことをしてくれたら「ありがとう、助かったよ!」と感謝の言葉を伝えてあげましょう。人から必要とされていると感じられ、自然と自分に存在価値を持てるようになります。
気持ちをしっかりと伝えることは、信頼や安心感を生み絆を深めることができると思います。
親の思いを伝えていくことが「生きる力の源」になってくれたらいいですね。
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